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カネカ/薄膜系太陽電池の生産能力を80MW増強

2008年12月26日/SCM・経営

カネカは12月25日、変換効率12%のハイブリッド技術を使った薄膜系太陽電池の生産能力を増強すると発表した。2010年夏の稼働開始を目指し、子会社のカネカソーラーテック(兵庫県豊岡市)に新設備を導入。総事業費約100億円を投じて製造能力を80MW増強し、150MW体制に引き上げる。

今回の増強は、製造ラインの生産性向上、使用部材のコストダウンや基板の大面積化などで、ワット当たり100円の製造コストを実現できるコストダウンの目処が立ったため。今回増強する80MW分は全量を変換効率12%ハイブリッド型とし、実証設備として更に能力拡大を進める。

また、新たな太陽電池の技術確立を目指し、薄膜研究所(仮称)の設立準備を開始。次世代高効率ハイブリッドセルの研究開発や、有機ELの研究技術の応用展開で有機薄膜太陽電池の開発を進め、高変換効率達成を目指す。

さらに市場動向を見極めながら、海外を含め新たな生産拠点の立地を検討する。欧州拠点の検討から着手し、製造能力200MWを一つのサイズとして検討を進める。2015年頃を目処に、生産能力を段階的に1GWへ引き上げることも検討する。

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