SMKと山一電機は3月12日、共同持株会社設立による経営統合に関する基本合意により、両社の経営統合に向けた協議を行ってまいたが、経営統合の検討を中止することを決めた。
両社は経営統合委員会と各分科会を立ち上げ、経営統合に関する協議を重ねてきたが、世界的な金融情勢の一層の悪化に伴う、日本国内の株式市場の混乱、景気や消費動向の急速な冷え込みなど、両社の属する電子部品業界においても今後の見通しは引続き不透明な状況が見込まれている。
一方、2009年3月期には両社とも通期で営業損失が見込まれていることからも、まずはそれぞれ経営の再建に優先して注力すべきとの判断を両社が有するに至り、経営統合の検討を中止することを決めた。