日本レップは6月4日、同日付で17億円の社債の買入償却を行い、自社グループで実施したリコース・ローンなどの全額を完済したと発表した。
昨年12月20日時点で99億4000万円、今年3月31日時点で67億円の残高があったが、同社はリコース・ローンなどの早期返済を進めており、2010年3月期第1四半期末で残高をゼロにすることを短期的な目標としていた。
これで有利子負債は自社グループの責任範囲が狭く、バランスシートリスクが限定的なノンリコース・ローンなどとなる。またこれら負債に対する返済義務は責任財産の範囲となり、バランスシートの有利子負債に関するリスクは激減したと認識しているという。
日本レップは計画に沿ってバランスシートのリスク低減に目処がついたため、今後はフィー収入をベースにした収益性の向上に注力していくとしている。