商船三井ロジスティクスは11月30日、バングラデシュ発アパレル輸送サービスを開始した。
サービス内容は自社のネットワークを活かしたコントロール、ONE WINDOWでのアジア域内輸送、事故防止対策、物流ソリューションの提案などで、欧州向け貨物取扱実績のある代理店を起用した点が特徴。
商船三井ロジスティクスは、バングラデシュの輸送手配専門スタッフで輸送を強化しており、法律や通関事情に精通している現地代理店を起用。バングラデシュを管轄するタイの現地法人に勤務する日本人スタッフや、隣国インドの日本人駐在員もサポートを行う。
バングラデシュのチッタゴン港発日本向け輸送は、フィーダー船でシンガポールやマレーシア・ポートケラン港などに輸送された後母船に乗せ換える。その際のトレースはオンタイムで行い、納期が間に合わない場合は経由地で航空輸送に切り替える。
アパレルのシーズン当初はサンプル品、納期遅れの貨物はダッカ空港より日本向けに航空輸送を実施する。欧米向けのシーズンと重なった場合、バングラデシュの事情でスペース確保が困難だが、商船三井ロジスティクスは現在もデイリーで航空輸送を行っている。