三菱レイヨンは7月9日、2011年第2四半期の稼働に向け炭素繊維生産設備の建設工事を再開したと発表した。
リーマンショック以降の経済情勢に加え、需要が急減した炭素繊維の市場環境を踏まえ、昨年3月以来、新設中の生産設備の建設工事を一時中断していた。
生産設備の概要
当初稼働予定:2009年第4四半期
変更後の稼働予定:2011年第2四半期
建設場所:大竹事業所(広島県大竹市)
生産能力:2700トン/年
生産品:産業用途を主体とした高性能ラージトウ「P330シリーズ」
投資額:約120億円