センコー(株)の液化アンモニア船「扇龍丸」が、平成16年9月30日に竣工した。
扇龍丸は、2005年5月19日から施行予定の船舶からの大気汚染防止規制を先取りし、NOx排出量が、規制前の同型エンジン対比40%強の削減が図れる新エンジンを搭載している。
また、平成14年の改正SOLASルールに対応してAIS(船舶自動識別装置)を搭載、残液回収を効率的に行うため蓄圧タンクを設置、船橋に荷役バルブ・タンクの遠隔制御監視装置を設置するなど、安全運航・安全荷役を最優先すると共に、液化アンモニア輸送の小ロット化に対応するため、船舶の小型化を図った最新鋭の液化アンモニア船。
「扇龍丸」の概要
船種:液化アンモニア船
全長:62.45m
幅:11m
深さ:5.1m
総トン数:698G/T
タンク容積:1,193立方メートル(2タンク、高張力鋼、18Kg/c㎡)
速力:12ノット
船級:NK