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監査法人トーマツ/ブラクストンの分離を維持

2003年04月02日/未分類

監査法人トーマツは、昨年12月に完全分離したブラクストン(株)(旧デロイトトーマツコンサルティング(株):以下ブラクストン)と今後も独立した関係を維持することを発表した。
3月28日(米国時間)に監査法人ト-マツが参加する国際的会計事務所組織デロイトトウシュトーマツ(以下:DTT)はそのコンサルティング組織であるデロイトコンサルティング(以下:DC)の分離についての議論を終了し、最終的に分離を行わないことを発表した。
この決定は米国の経済環境、収縮した金融市場、コンサルティングサービスのマーケット事情に鑑み、当初予定していたDCの分離を遂行するには適切な外部環境でないと判断したため。今後DCは主にDTTの監査クライアント以外の企業にコンサルティングサービスを提供する。
DTTはDCの分離を取りやめてもサーベンス・オクスリー法(Sarbanes-Oxley Act)や米国SECの独立性のルール、他の国の規制や法令に定められた要求に完全に従うことを表明している

日本においては今回のDTTの決定に関わらず監査法人トーマツとブラクストンは、分離を維持することを双方の合意として確認した。
昨年7月30日に米国において大統領が署名したサーベンス・オクスリー法では、会計事務所のSEC登録監査クライアントに対する他のサービスの提供に8項目の制限が盛り込まれた。
そのひとつが大規模な財務会計情報システムの設計と構築。企業改革法は米国の法律であるが、トーマツは監査法人の独立性を強化するため、大規模な財務会計情報システムの設計と構築を主要業務とするブラクストンと昨年12月に資本及び役員の相互派遣の関係を解消し、それに伴いブラクストンは社名変更を実施している。

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