(株)日立製作所と松下電器産業(株)は、2002年5月に提携した「環境経営手法の構築」の成果として、持続可能な循環型社会を構築する観点から環境経営を推進するために必要な環境評価指標と環境教育を行うための従業員向けのコンテンツを共同で開発した。
環境評価指標は、製品と輸送について、環境への影響を抑制しながらどれだけ価値を向上させたかを示す「環境効率」と、その環境効率が基準となる製品または年度実績と比較してどれだけ向上したかを示す「ファクター」。
両社は、今後、環境負荷の把握や目標値の設定などに有効な製品や輸送に関する環境指標を用いて、環境経営を進め、これらの指標を同業他社や他の業界にも積極的に広めることで、優れた環境に配慮した製品を世界の方々に理解して頂き、これら指標が世界の環境保全に役立つ環境評価指標になるよう展開していく。
両社は、接続可能な社会づくりに欠かせない環境教育、啓発活動を行うため、従業員向けの環境教育のコンテンツを開発し、e-ラーニングよる教育を開始。こうした環境教育を推進することで、従業員の更なるエコマインドを醸成していく。
環境評価指標
「環境効率」とは、環境への影響を抑制しながら、どれだけ「価値」を向上させたかを示す指標のこと。
両社は、製品に関する環境効率として、「温暖化防止効率」と「資源効率」の2つを開発。いずれも製品の「価値」を製品寿命と製品機能で捉え、一方「環境への影響」を「温暖化防止効率」ではライフサイクルでの温暖化ガス排出量、「資源効率」では、地球から新しく取り出された資源量と廃棄される資源量とした。
また、輸送に関する環境効率として、輸送の「価値」を輸送された質量で捉え、環境への影響を、輸送による二酸化炭素排出量とする「輸送効率」にした。
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日立製作所、松下電器産業/環境評価指標を共同開発
2003年04月10日/未分類
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