マニュジスティックス・ジャパン(株)は、Manugistics7シリーズの最新版である、Manugistics7 v7.2のリリースを発表しました。
このv7.2は、v7.1から一層スケーラビリティやパフォーマンスが向上し、最新のオープンアーキテクチャを取り入れ、計画と実行をよりリアルタイムで同期化することにフォーカスしたManugistics7シリーズの特徴をフルに発揮することができるようになった。
v7.2は、来春英語版がリリースされ、日本語版はそれに続き、国内でニーズの高い需要計画、販生在計画の領域から、夏頃より順次リリースされる予定で、マニュジスティックス・ジャパンでは、今後このv7.2の販売を日本市場で積極的に推進し、統合された高度な計画・実行機能を提供する。
Manugistics7 v7.2の特徴
<テクノロジー、アーキテクチャ面の強化、拡充>
・SWARM(スワーム)テクノロジー
ノードアーキテクチャを用いて複雑なプランニングプロセスを扱いやすいタスクに分割し、これらをハードウェア資産全体に割り当てることにより、システムのコンピューティング能力を存分に発揮できるよう支援する画期的なテクノロジーで、ユーザ企業は、ハードウェアコストを削減できる一方、処理時間を大幅に短縮できる。
このSWARM(スワーム)テクノロジーは、マニュジスティックスのソフトウェアソリューションと、基盤をなすハードウェアアーキテクチャ間を緊密に同期化し、複数の物理的ハードウェアに同時に処理を実行させることにより、高度な意思決定をサポートする。
これにより、スケーラビリティ、パフォーマンスの一層の向上が図られ、マニュジスティックス ソリューションをサポートする。
・v7.2拡張プラットフォーム
v7.2ではBEA WebLogic v8.1を採用し、これまでのWeb Applicationに加えて、コンポーネント化されたアプリケーション環境を用いて、ポータル機能やビジネス・プロセス・マネジメントを提供する。
特にビジネス・プロセス・マネジメントでは、ワークフローエンジンを用いてビジネスプロセスを定義し、また、ビジネスポリシーを設定することで、不測の事態が発生した際に、警告を発するのみならず、迅速な対応を自動的に処理させることも可能になる。
<主なアプリケーション機能の強化、拡充>
・予測アルゴリズムの追加
v7.2では、需要予測精度向上を促進するため、レヴァンドウスキー(Lewandowski)、フーリエ(Fourier)など既存のアルゴリズムに加え、間歇需要に効果的なクロストン(Crostons)や加法・乗法の季節要素をモデル化する、指数平滑法のひとつであるホルト-ウィンター(Holt-Winter)が追加される。
・デマンドクラシフィケーション(Demand Classification)
統計手法を有効に活用するため、需要パターンの自動分類とパラメータ推奨を提供する機能。"Fit Best"、"Make Best"、"Pick Best"をバランス良く利用することで、ますます需要予測対象数が膨大化する環境においても作業や工数を増やすことなく運用可能なソリューションを提供する。
・コラボレーション(協働)/モニター/分析、評価アプリケーション群の充実
Manugistics7シリーズでは、戦略からオペレーションにいたる、計画の詳細さに応じた最適化アプリケーション群を提供していますが、サプライチェーンマネジメントの対象が企業内から企業間に拡大しつつある今日、これらの最適化エンジンのどれにでも連携可能な、コラボレーション(協働)、モニタリング、レポーティング、分析、評価アプリケーションの重要性はますます高まっています。
v7.2ではメタデータ フレームワークを用いて、これらのアプリケーションとの連携を強化し、企業内外の多様な組織に対してより高い可視性を提供し、不測の事態への対応力を高めている。
●V7.2の適用分野
・日用品(CPG)、食品・飲料、化学、医薬品業界(プロセス製造業)
マニュジスティックスの需要、補充計画、需給調整ソリューションは、これらの業界における導入実績も豊富。
v7.2では、前述の予測アルゴリズム追加やデマンドクラシフィケーションにより予測精度向上を促進するだけでなく、デマンド & レベニュー マネジメント(DRM) ソリューションにより、価格最適化機能と統合し、利益を創出し、需給調整から、さらに工場レベルの生産計画に踏み込んだソリューションも新たに展開する。
・流通・小売業
この業界向けには、日用品や食品・飲料業界で培ってきた需要計画、補充計画ソリューションに加え、CPFRのIT基盤、さらにはDRMソリューションを推進する。
他業界と異なるこの業界の特徴は、その膨大な取り扱い品目のスケールにあり、v7.2においては、SWARM(スワーム)テクノロジーなどにより、スケーラビリティ、パフォーマンスが向上することにより、店舗レベルまで統合したSCMソリューション、またはDRMソリューションを強力にサポートする。
・組立製造業
v7.2においては、Webネイティブアーキテクチャにリニューアルした、ワンナンバーで一気通貫の広域同期化計画を立案するためのグローバルPSIソリューションや、高速度でフルBOMに基づいた部材検証シミュレーションを提供する。
また新規ソリューションとして、属性型モデルを用いて、需要オーダが持つ属性や生産資源が持つ属性および資材がもつ属性を最適にマッチングさせるように計画を立案する、属性(Attribute)型バケットプランナー、そしてTOC(制約理論)に基づいた、ドラム・バッファ・ロープ型の生産計画ソリューションも展開する。
問い合わせ先
マニュジスティックス・ジャパン株式会社 広報担当 浜手
〒150-0012東京都渋谷区広尾5-8-14 東京建物広尾ビル10階
Tel03-5421-5906
Fax03-5421-5938
e-mail=hhamate@manu.com
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マニュジスティックス・ジャパン/Manugistics7シリーズ最新v7.2リリース
2003年12月04日/未分類
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