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大日本インキ化学工業/中国に物流新会社設立

2005年06月05日/未分類

大日本インキ化学工業(株)は、子会社であるディック物流(株)とともに、中国に展開する同社グループ34社の物流ネットワークの強化と物流面での競争優位の確立を目指して、CEPA(Closer Economic Partnership Arrangement:中国本土―香港間の経済貿易緊密化協定)を活用した物流子会社「迪愛生物流(上海)有限公司」を上海に設立した。

迪愛生物流(上海)有限公司は、日系化学メーカーの現地物流会社として中国全土で輸配送できる道路運輸業の営業許可を初めて取得した会社。

同社グループに対し、倉庫業、加工・包装などの流通加工業、国内外貨物運送代理、物流コンサルティングなど、総合的な物流サービスを提供する。

同社グループの華東地区10万トンおよび華南地区5万トンの取扱数量をベースに、華東―華南の拠点間輸送、センターとデポ間の定期便輸送、中国・日本間におけるDoor to Doorサービスなどを構築している。

新会社の設立に伴い、上海市内に新たに倉庫面積4,000㎡(一般品2,000㎡、危険品(甲・乙・丙)2,000㎡)の規模からなる華東配送センターを設置した。

すでに稼動している華南地区の配送センター・倉庫と合わせると一般品7,500㎡、危険品4,300㎡の規模となり、今後は華北地区に配送センター(2006年1月)、天津、北京、青島、瀋陽にデポを設置する。

現在、企業価値の増大に向け4つの基本戦略を推進し、「抜本的なコストダウンの実現」を目指し、今回の物流新会社は、中国においてサプライチェーン全体にわたる抜本的コストダウン実現の中核を担うことになり、さらにこの戦略を拡大し日系顧客の物流の取り込みも積極的に図っていく。

新会社は今後、同社グループの物流事業の特徴である①危険品取扱ノウハウと危険品倉庫の提供、②危険品サンプル小口化学品航空便サービス、③バーコードシステムによるトレーサビリティ(貨物追跡機能)の強化、④マスキング業務(機密漏洩防止)、⑤工場構内物流指導および指導者の派遣など、グループ企業に対する合理的物流ネットワークの構築と日系メーカーを主体とした日系顧客への物流支援などきめ細かな物流サービスを提供し、5年後に40億円の売上高を目指す。

新会社の概要
社名:迪愛生物流(上海)有限公司(DIC Logistics China Co.,Ltd.)
設立:2004年11月
所在地:中国上海市浦東地区
資本金:500万米ドル
出資比率:DIC通運服務公司(香港)100%出資
(DIC通運服務公司(香港)は大日本インキ化学の間接100%出資)
総経理:城守正信
人員:日本人3名、現地社員33名
拠点:倉庫華南配送センター、華東配送センター
デポ成都、武漢、重慶、厦門
取扱数量:年間15万トン
目標売上高:40億円(2010年度)

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