JALは旅客機を使用した夜間貨物便を7月7日より東京(羽田)~熊本線に定期便として運航する。
付加価値の高い夜間貨物便輸送で、九州地方の中心に位置する熊本と首都圏を結び、就航当初は週3便(往復)、11月以降は毎日1便(往復)を運航する。
JALにとって旅客機を使用した夜間貨物定期便は初めての就航で、宅配貨物(郵便小包を含む)、ビジネス貨物、生鮮貨物を中心として、1日あたり約20トン(往復合わせて)の需要を見込んでいる。
また、需要動向に応じ、将来は同じ低騒音機であり、搭載能力の高いB777型機(貨物搭載量:片道約15トン)を使用することを計画している。
九州地方には多くのIT関連企業がその拠点を擁し、熊本は首都圏で需要の高い生鮮品の特産地で、熊本は、空港から高速道への容易なアクセスを利用し、九州の広い地域と首都圏を迅速に結ぶ新たな物流拠点として、夜間航空貨物輸送に対する需要が特に強い地点と考えていた。