日本通運／中国・上海浦東空港税関へのマニフェストデータEDI認可取得

日本通運（株）の中国における現地法人・天宇客貨運輸服務有限公司上海支店（以下：天宇上海）は、日系フォワーダーとしては初めて、上海浦東国際空港税関（以下：上海税関）から「航空貨物マニフェストデータEDI申請」についての認可を受けた。従来は、マニフェストデータが「発地フォワーダー→発地航空会社→税関指定のデータ処理会社→着地代理店→上海税関」のルートで電送されていた。今回の認可により、「発地フォワーダー（発地日通）→着地代理店（天宇上海）→上海税関」となり、当社のワールドワイドITネットワークを通じて、上海税関にダイレクトに送信される。とくに、従来の電送ルートでは、送信データの不具合や内容訂正等のイレギュラー発生時に、その修正作業が「税関指定のデータ処理会社」に限られているために、輸入手続きに遅れが発生するなどの課題を抱えていた。これからは、天宇上海が直接上海税関と対応していくことから、より迅速な処理が可能となる。天宇上海では、数週間のトライアルを実施後、本格導入することとしているが、すでに上海浦東空港で実施しているULDインタクトサービスや24時間オペレーション体制と合わせて、輸入体制の一層の品質向上を図っている。