鈴与(株)と宮崎交通(株)は8月12日、宮崎交通グループの宮崎中央運輸(株)新会社への営業譲渡が完了した。
宮崎交通グループの運送会社である宮崎中央運輸は、全ての営業を鈴与グループに譲渡、鈴与グループは全ての従業員の雇用も引継いた。
営業を譲り受けたのは、鈴与が100%出資する宮崎鈴与運輸(株)だが、同社は8月12日付けで、宮崎中央運輸(株)に商号を変更した。
これにより、鈴与グループの総合輸送ブランドネームである鈴与カーゴネットの一員として、ロゴマークも一新し、事業の再スタートを切った。
物流業をコアとする鈴与グループ入りに伴い、今後は、グループの物流ネットワークの一翼を担うこととなるとともに、物流を本業とするグループの経営ノウハウの活用、および経営資源のシナジー効果発揮により、事業の更なる発展を図る。
また、この営業譲渡は、雇用の維持および宮崎交通の事業再生に資する点が評価され、日本政策投資銀行、(株)宮崎銀行および(株)宮崎太陽銀行から、事業資金の融資を受けている。
新会社の概要
商号:宮崎中央運輸株式会社
(旧商号宮崎鈴与運輸株式会社)
設立:平成17年6月20日
本店所在地:宮崎県宮崎市阿波岐原町坊ノ下2864
代表者:代表取締役会長小林幹男
(鈴与カーゴネット株式会社代表取締役社長)
代表取締役社長八木芳哉
資本金3億5千万円(鈴与(株)100%)
事業内容:貨物運送業
売上高25億円
従業員270人