スウェーデンの家具販売大手イケアは、米国事業拡大戦略の一環として、米ワシントン州ピアス郡のフレデリックソン工業団地の65エーカーの土地に、延べ100万平方フィートの大型物流センターを開設すると発表した。
センター開設により、イケアは最寄の大型港であるタコマ港を使用して、各種商品を北米のとりわけ太平洋・北西地域に流通させることが可能となる。
第1期工事では、延べ83万4000平方フィートの施設を2008年春までに完成、稼動させる計画。その後、約22万平方フィートの拡張を行なうことも検討しているという。
イケアは世界34カ国に235店舗を展開しているが、うち39店舗が北米に位置する。現在、世界54カ国で計1300社の納入業者と取引しており、その多くの商品を世界各地の地域物流センターを通して各店舗に流通させている。
センター開設に伴い、同社はタコマ港で約1万品目の商品を扱うと見込んでいる。(翻訳)