ダイフクは1月31日、空港手荷物運搬事業を展開するLogan Teleflexの米英仏3社の株式を取得し、子会社化したと発表した。
子会社化したのはLogan Teleflex (UK) Ltd.(イギリス)、Logan Teleflex (France) SA(フランス)、Logan Teleflex, Inc.(米国)の3社(以下ローガン)。ダイフクは3社の株式の100%を取得して子会社化した。
ローガンは、欧州を中心に世界80カ国で400件以上の納入実績があり、チルト・トレイシステム、台車システム(DCV)等を主力商品としている。チルト・トレイシステムは、ハブ空港で飛行機乗り継ぎのための仕分けなどに用いられており、ビジネスの幅を広げ、新興国市場を開拓していくうえで欠かせない製品。
また、ローガンは中国に現地資本との合弁子会社「Kunming Logan KSEC Airport Logistics System Company Ltd.」を設立して大型受注を獲得しており、今までダイフクグループの実績の少なかった中国市場への足がかりともなる。
今後は、製品・地域両面でのシナジー効果を生かし、グローバルレベルで空港手荷物運搬事業の拡大を図る。