出光興産は3月21日、塩釜油槽所が仙台塩釜港の港湾復旧が進み、海上輸送による石油製品の受け入れが可能になったと発表した。
同日午前10時30分、塩釜油槽所に石油タンカーが入港・着桟し、荷揚げを開始し、塩釜油槽所が本格的に再開した。
荷揚げとなったのは、出光興産の愛知製油所(愛知県知多市)から鶴宏丸(旭タンカー)が、ガソリン1050kl、灯油470kl、軽油490klの計2010kl。
このため、東北地方全域の燃料供給を秋田と新潟油槽所から配送していたが、塩釜油槽所の本格再開で、宮城県と周辺地域への供給は、塩釜油槽所からの配送に切り替える。
なお、該当エリア内の営業可能なサービスステーションすべてに供給が行き渡るには数日はかかるとしている。