バンテックは4月26日、米国で国際航空貨物利用運送手数料に関する集団訴訟の被告の一員となっていたが、4月26日付で原告との和解に合意したと発表した。
原告(Precision Associates, Inc ほか2社)は、世界の国際利用航空運送と国際利用海上運送業者60社以上(以下被告)が種々のカルテル行為を行ったとして損害賠償等を求めて米国ニューヨーク州東部地区連邦地方裁判所に集団訴訟を提起し、同社も一部のカルテルに参加したとして、2009年7月に被告に加えられていた。
同社は、裁判の長期化が企業に与える影響等を総合的に勘案した結果、本件訴訟を早期に解決することが当社の総合的利益に適うと判断し、和解することになった。
和解の内容は、和解金額990万USドル(約841万円)としている。なお、和解については今後裁判所の承認が必要になる。
なお、将来発生しうる損失の見積額3億7000万円を独禁法関連引当金として計上した。
