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三井物産/ブラジルの穀物生産・物流事業会社を完全子会社化

2011年05月09日/国際

三井物産は5月9日、ブラジルの穀物を中心とする農業生産と穀物物流事業を行うマルチグレイ社(MAG)を完全子会社化したと発表した。

米国に本社のあるCHSから(子会社のCHSIHを通じて)MAGの株式45.1%を約180億円で、スイスに本社を構えるPMGトレーディングから、MAGの株式9.7%を約40億円で取得し、MAGを完全子会社とした。三井物産の出資比率は98.1%となり、累計投資額は約470億円となった。

同社は穀物事業をコアビジネスのひとつと位置付け、MAGを通じて、世界で最も高い食料増産余力を有すると言われるブラジルで、農業生産・穀物物流事業の拡充により、ブラジルからアジアをはじめとする市場に向けた穀物の安定供給体制の強化を図る、としている。

■MAGの概要
名称:MultigrainAG
本社所在地:スイス
事業内容:ブラジルにおいて農産物の栽培・集荷・加工、販売・輸出・輸入
資本金:1億4548万3000スイスフラン
設立年:2006年
純資産:5億465万8000米ドル(2010年12月末現在)
総資産:14億2680万3000米ドル(2010年12月末現在)
出資構成(異動後):三井物産100%(MAG保有の自己株式を除く)

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