伊勢湾海運が5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高374億6200万円(前年同期比21.9%増)、営業利益17億3600万円(131.1%増)、経常利益20億5100万円(75.3%増)、当期利益10億800万円(51.9%増)となった。
コスト管理の徹底と業務の効率化を一層推し進め、業績の確保に努めた。積極的な営業活動としては、西名港事業所多目的倉庫の改善・改革に取り組み、2400トンの保管能力を持つ定温くん蒸倉庫への改修工事が2011年3月に完成した。
さらに、将来高い確率で発生すると言われている東海・東南海地震対策として、1年をかけて緊急地震速報網を全所有施設に設置した。
通関業者として一定の期間内の法令違反がないことや日々法令を遵守して適正申告に努めていること等が評価され、2010年6月に認定通関業者として名古屋税関より認定を得て、通関業者としての信頼度・知名度を全国に高めることができた。
来期の業績予想は、売上高370億円(1.2%減)、営業利益15億2000万円(12.5%減)、経常利益18億5000万円(9.8%減)、当期利益9億7000万円(3.9%減)を見込んでいる。