NIPPON EXPRESSホールディングスグループの日本通運は3月4日、さまざまな品目の貨物回収業務について、輸送だけでなく、梱包やスケジュール調整などの煩雑な付帯作業まで一括で代行する新サービス「NX リターンプラス」の提供を開始したと発表した。
近年、顧客が物流パートナーに求める役割は「運ぶだけ」から大きく拡大。電子機器のライフサイクル短縮化やリース契約満了に伴う機器回収、GIGAスクール構想(1人1台端末、通信ネットワーク等の学校ICT環境を整備・活用することで、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実など教育の質を向上させる構想)などを背景に、一斉回収や梱包回収をはじめとする静脈物流のニーズが高まっている。
対象となる回収物の品目は、端末内に個人情報が含まれる機器や、信書に該当する書類など多岐にわたる一方、貨物回収業務は、回収物の輸送以上に回収日時の調整や回収先への連絡・手配、梱包資材の調達、進捗(しんちょく)管理など、輸送前後に発生する付帯業務やイレギュラーも多く、担当者の手間とコストが発生する。
これらの課題を解決するため、回収物の輸送だけでなく、手配・調整、資材準備、作業確認、到着後の対応と窓口を一本化する「NX リターンプラス」を開発した。
輸送を起点にするのではなく、貨物回収での煩雑な前後の工程まで一括対応可能なサービスを提供することで、貨物回収業務の確実な遂行と突発的なイレギュラーへの迅速な対応を実現する。
回収業務に関わる全ての物流業務を一括管理し、専用窓口を設置することで、輸送状況の可視化と請求の一本化を実現。専用のWEBシステムによりリアルタイムで回収状況確認が可能となっている。
電子・精密機器、医療機器、信書、個人情報を含む媒体など、高い専門性が求められる回収品目にも、法令を遵守した輸送サービスで対応。
全国に広がる日本通運のネットワークを活用し、輸送だけでなく、資材調達、梱包作業、回収先とのスケジュール調整、回収後の一時保管など、輸送の前後における付帯業務まで、顧客の要望に応じた専用のソリューションを提供する。
電子機器等の突然の故障による修理にも、即日での回収対応が可能で、機器のメンテナンス・校正作業に伴う計画的な回収日程の調整も対応するほか、不良品・リコール、電子機器などの製品不備に伴う一斉回収にも対応する。
リース品(リースアップ)については、専用の梱包材を用意し、一時保管や機器管理番号の確認等の付帯作業にも対応。新しい機器の全国配送から古い機器の同時回収まで、返却期限を踏まえた計画的な回収スキームを提供する。
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