日産自動車は5月12日、2011年3月期の決算を発表し、購買コストの削減は1058億円の増益要因となったと発表した。
なお、原材料価格とエネルギー費の上昇による852億円の減益が含まれている。
カルロス ゴーン社長は決算発表で「3月11日の大地震は、事業に大きな影響を及ぼしたものの、日産は改めてその危機対応能力の高さを証明した。これまでも、長期的に重要な戦略を継続しながら、短期間で業績を回復させた実績があり、その経験が私たちの競争力をいっそう高めている。今後も地震の影響は続くものの、確実に回復を遂げられるだろう」と述べた。