UPSは7月1日、製薬大手米メルクとの物流業務に関するこれまでの契約を大幅に拡大すると発表した。
従来、北米での米メルクの医薬品とワクチンの配送、倉庫管理、輸送業務を請け負っているが、グローバルなサプライチェーン関連の物流業務も受託した。
今後UPSは、これらのサービスを、新興市場である中国とブラジルを含むアジアと中南米の特定市場においても提供していく。
UPSでは、中国とブラジルで米メルクの生産・包装施設を迅速な配達でサポートする配送センターの開設を準備している。
米国やカナダをはじめとするその他の特定市場でも、UPSはワクチンや特殊医薬品など厳密な温度・環境管理を必要とする米メルク製品を対象とした倉庫管理業務を行っている。