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タツタ電線/機能性材料事業拡張に60億円投資

2012年03月06日/生産

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タツタ電線は3月6日、機能性材料事業の拡張策を実行すると発表した。

木津川新拠点計画(京都府木津川市、関西文化学術研究都市木津南地区)の成案化を図る。

現京都工場(京都府福知山市)に、機能性フィルム事業の今後の一層の市場拡大を睨んだうえでの安定供給対応投資と昨年来需要拡大が具体化してきた金属ペースト事業の増産対応投資を先行的に実施する。

木津川新拠点建設投資では、用地を取得済で、開発棟、工場棟、厚生棟、付属施設を建設し、現大阪地区で行っている機能性材料事業に関わる研究開発、製造および事業管理業務機能を一部増強、移転する。

■木津川新拠点建設投資項目概要
敷地面積:約4万5000㎡(同平地面積約3万㎡)
開発棟:一部5階建て、延床面積5500㎡
工場棟:一部2階建て、延床面積5500㎡
厚生棟:一部2階建て、延床面積500㎡
設備等:各種開発評価設備、コーティング設備改造、スリッター増設など
総投資額:約50億円
竣工時期:2013年5月予定

機能性フィルムおよび金属ペーストの増産対応投資では、現京都工場に、機能性フィルム用導電性接着剤を製造するための建屋新設および関連設備の導入を図る。当該工程は機能性フィルム製造プロセス中の上工程に位置し、固有技術を必要とする部分であり、その抜本的能力増強を実施する。

また、金属ペースト製品に関して、同京都工場建屋内に現大阪工場内の製造設備を移転するとともに、必要な設備増強を実施する。

■機能性フィルムおよび金属ペーストの増産対応投資項目概要(予定)
工場:接着剤製造工場(1000㎡)およびペースト製造工場(1800㎡)
設備:導電性接着剤製造設備および金属ペースト製造設備
総投資額:約10億円
竣工時期:2012年8月予定

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