経済産業省が4月27日に発表した3月分の石油統計速報によると、3月の原油輸入量は2075万kl、前年同月比11.3%増と2か月連続で前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(678万kl、前年同月比14.4%増)、アラブ首長国連邦(401万kl、10.5%減)、カタール(197万kl、5.7%減)、クウェート(167万kl、45.4%増)、イラン(133万kl、36.4%減)、となっている。
今月の中東依存度は82.0%、前年同月に比べ8.9ポイント減と4か月連続で前年を下回った。
燃料油の在庫は1010万kl、前年同月比3.6%減と2か月連続前年を下回った。油種別にみると、ガソリン、灯油、軽油、A重油は前年同月を上回ったが、ナフサ、ジェット燃料油、B・C重油は前年同月を下回った。