日本郵船は10月3日、2012年度新入社員(海上職)の入社式を10月2日に行い、社長訓示を発表した。
<工藤泰三社長>
工藤泰三社長は、日本郵船を他社からどう差別化することが課題とし、「差をつける部分はどこかというと、君たちが船の上でどれだけ安全航行や環境問題を常に意識するかということなのです。最近燃料代が非常に高くなっています。船の値段よりも燃料代の方が高いという状況です。そんな中でいかに燃料代をセーブできるか、それは大変きめ細かい配慮や注意、それから陸上との連係プレーが必要になります」と話した。
また「船の上でプロとなり、陸上と緻密な連携を取りつつ、いかに燃料セーブを達成できるか、これは経済的側面もありますが、同時に環境問題にも大きく貢献します。昔のようにとにかく速く走るという時代ではなくなりつつあります」とし、環境面での取り組みを強調した。