厚生労働省は11月20日、初の陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策検討会を開催した。
全産業での労働災害は1989年の21万7800人から2011年には11万1349人と半減している。他の産業が半減する中、陸上貨物運送事業では1万3000人から1万7000人と一進一退を繰り返している。
労働災害の減少のため、防止対策について技術的な検討を行うとともに、荷主と陸上貨物運送事業者間の連携、役割分担についての検討会を設けたもの。
陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策検討会の設置について、陸上貨物運送事業における荷役災害等の現状について、陸上貨物運送事業における荷役災害防止に向けた具体的方策について、などを検討した。次回の検討会は12月中旬、第3回は1月中旬に予定している。
