日本郵船とMTIは12月12日、環境省主催の2012年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰（技術開発･製品化部門）を受賞したと発表した。
船舶の省エネ技術の1つとして、空気を船底に送り込み、泡を発生させることによって船舶と海水の摩擦抵抗を低減させる空気潤滑システムの開発・運用が評価されたもの。
世界初の恒久的運用に成功したブロア（送風機）式空気潤滑システムは、2010年に同社グループ会社の日之出郵船運航のモジュール船2隻に搭載し、2年間の実証実験の結果、平均約6％の二酸化炭素（CO2）削減効果が確認した。
2012年に、より喫水の深い大型船舶への搭載に適している世界初の掃気式空気潤滑システムを同社運航の石炭運搬船に搭載し、貨物の積載量に応じて約4～8％のCO2削減効果が海上試運転で確認している。
