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米国/11月度のアジア主要10か国発のTEU実績18.2%減

2012年12月14日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は12月14日、米国海上コンテナ輸入の11月実績をまとめた。

アジア主要10か国発TEU(B/L・Loading Port・母船積地ベース・実入り・FROB含)は前年11月との比較では18.2%減となった。

これは中間集計で10%台のマイナス傾向が確認された後、月末にLA(ロサンゼルス)・LB(ロングビーチ)港のストが突発し、アジア発の7割を占める西岸が20.5%の減少(その中の4割を占めるLA港は24.5%の減少)、さらに10月のSandyの影響が残る東部(Mid Atlantic )も18.4%の減少となり、これら突発要因が加わったために全体のマイナス幅が18.2%まで拡大した。

10か国合計で前月(110万TEU)から約20万TEU減少し、そのまま前年比の減少幅となった形だが、突発要因分は約半分強と推定。

この荷動きを船社別に比較し、7割以上を占める上位10社が13.0%の減少に対して、残り3割の各社合計は28.7%の減少を示している。

日本出しは、この突発要因を含めて、釜山TS分は約20%の減少、直行分は15%の減少となっている。

なお、米国向けコンテナ量全体では先月8か月ぶりに4.4%のマイナスとなったが、11月はアジア発(シェア67%)の大幅減に対して、欧州発( 15%)は2.9%減、中米発(11%)は11.4%減に留まり、全体では15.3%のマイナスとなった。

問い合わせ
ZepolJapan
南石正和
mnasneki@zepol.jp

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