佐渡汽船は2月1日、日本海内航汽船と4月1日付で合併すると発表した。
両社の貨物輸送部門に携わる人員及び輸送用具、運搬機器等の集約化を図り、かつ業務体制の見直し等を行い、効率的な人員配置、輸送用具等の共有化を実現することにより、費用の削減を図り、経営基盤・財務体質を強化することを目的としたもの。
佐渡汽船を存続会社とする吸収合併方式で、日本海内航汽船は解散する。
佐渡汽船と日本海内航汽船を合わせた新潟と佐渡島間の貨物輸送量は1996年の約30万トンをピークに、以後、減少傾向に歯止めがかからず、2011年には約22万トンまで減少していた。
■佐渡汽船概要(存続会社)
設立年月日:1913年2月3日
事業内容:海上運送事業
資本金の額:8億579万7000円
総資産:116億8731万3000円
従業員数:856名
■日本海内航汽船(消滅会社)
設立年月日:1958年11月4日
事業内容:海上運送ならびにその取扱業
資本金の額:3969万2000円
総資産:7億7470万円
従業員数:66名