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国交省/自動車運送事業に係る交通事故要因分析

2013年06月07日/IT・機器

国土交通省は6月7日、「自動車運送事業に係る交通事故要因分析検討会」が取りまとめた事業用自動車の事故の要因についてを公表した。

分析結果からの事故の要因整理を行い、過労および居眠り運転に至る背後要因として、運転者、運行管理者の居眠り運転の危険の認識不足、運転者の睡眠環境が整っていない、無理な運行計画、運転時間、休憩時間、休息期間、運行経路等が運転者まかせとなっていた。

さらに、運行管理者が点呼の際に運転者の眠気、気力、疲れを十分に確認していなかった、運転者毎の特性の把握が不十分としている。

今後の課題として、過労運転事故の発生の背景・要因に関する基礎データの収集・整理、海外と鉄道等の他モードにおける過労運転防止対策の調査、過労運転の背景・要因関係図の作成、運転者中に眠くなったときの対処法や点呼等から過労を判断する方法の調査、上記の背景・要因を踏まえた、今後の過労運転対策に関する検討としている。

報告書は全3分冊としており、「業務用自動車の交通事故の傾向分析」「過労運転による自己を防止するための対策」「社会的影響の大きい重大事故の要因分析」の内容となっている。

■報告書概要
http://www.mlit.go.jp/common/001000177.pdf

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