日産車体は7月25日、湘南工場第1地区の土地を160億円で三井不動産に譲渡すると発表した。
<湘南工場のレイアウト>
譲渡する面積は、湘南工場第1地区全体から日産車体が樹脂工場と第2地区等のための動力設備を存置するエリアを除いた14万3000㎡。
日産車体湘南工場第1地区では、2012年3月に車両生産を全て終了し、同地区の土地利用に関して、平塚市や関係諸団体等との協議を実施するとともに、売却先の検討も進めてきた。
今回、複数の企業を対象に、売却先の選定を行なったが、複合的な都市開発に関して高い知見・経験を持つとともに、譲渡価格でも優位性が高かった三井不動産に決定したもの。
2社間で、今月末までに、譲渡契約の締結を予定しており、2015年3月に土地引渡しを予定している。
契約の履行にあたっては、用途地域の変更等を含む都市計画の決定を前提としている。
今後、日産車体は、解体・更地化、現在実施中の土壌調査に基づき、必要に応じて土壌改良等を進めていく予定であり、並行して、三井不動産が再開発計画を推進していく。