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関空/グローバル・サプライチェーンプロジェクト特区を提案

2013年09月13日/物流施設

新関西国際空港は9月11日、国家戦略特区のプロジェクトを内閣官房地域活性化統合事務局に提出した。

内容は、関西国際空港のグローバル・サプライチェーンプロジェクトで、世界一ビジネスのしやすいグローバルな競争環境を輸出入関連の規制緩和等によって整備し、世界、アジアの成長を取り込むグローバルサプライチェーンの拠点を形成を図る狙い。

航空貨物と親和性の高い成長産業(健康・医療産業、エネルギー関連産業、6次産業等)の拠点立地を進め、第1弾として、アジア市場の需要拡大が期待され、また日本再興戦略においても重点テーマと位置づけられている医療機器分野について、アジア拠点の形成を進める。

医療機器市場の成長を踏まえ、関西国際空港の航空ネットワークや立地の優位性、日本の高い修理技術を活かし、アジアでニーズの高まっている医療機器のリペアニーズを日本に取り込む。

さらに、こうした新たなビジネスモデルを起爆剤として、医療機器の輸出拡大等の我が国の成長に繋げる構想。

規制緩和として、AEO制度認定手続きの緩和、認定事業者の輸出申告手続きの簡素化、輸出入時の税関における他法令確認の省略・簡素化、医薬品・医療機器の輸出入手続きの電子化・自動化、農林水産物・食品の輸出に要する公的検査制度の創設等、修理等のための医療機器の再輸出入手続の簡素化、関空と阪神港を活用した国際輸送における仮陸揚げ手続の緩和。

優遇策として、法人実効税率の引下げ、選択関税制度の創設を掲げている。

さらに、関西国際空港(KIX)スマート愛ランド構想「水素グリッドプロジェクト」を掲げ、FC(燃料電池)産業用車両の開発・実用化、関西国際空港の貨物施設へのFC産業用車両の積極的な導入を進める。

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