国際石油開発帝石は12月9日、新潟県上越市で液化天然ガス（LNG）の受入基地「直江津LNG基地」を竣工した。
＜直江津LNG基地＞
基地の主要な設備として、容量 18万キロリットルの地上式LNGタンク2基、 Qキュー-Flexフレックスと呼ばれる積載量 21万立方メートル級の大型LNGタンカーが着桟可能な受入桟橋、気化・熱量調整設備を設置している。
基地のLNG取扱能力は年間約150万トンで、約500万世帯の年間消費量に相当する天然ガスを供給できる。
中部電力が運営する上越火力発電所に隣接し、両社の基地間でLNGの連系配管を敷設しているため、緊急時のLNG相互融通が可能となっているなど、操業上における高い安定性を有している。
8月27日には、LNG第一船を受け入れた後、主要設備の試運転を順次進め、予定より早く12月1日から供用を開始している。
■直江津LNG基地の概要
所在地： 新潟県上越市八千浦12
敷地面積：約25ha
主要設備：バース、タンク（地上式18 万klタンク×2 基、将来1基増設可能）、気化設備、熱量調整設備ほか
適用法規：ガス事業法
