日本GLPは3月24日、東京都板橋区で新ブランドの物流施設「Marq板橋」の起工式を行った。佐川急便が一棟全体を「赤羽営業所」として利用する建て替えプロジェクトで、2027年に竣工の予定。
「Marq板橋」は、地上3階建て、延床面積約7400m2で、隣接する北区全域の集配を担う佐川急便の戦略的拠点となる。
北区は人口約35万人を抱え、王子・赤羽エリアの再開発によりさらなる人口増とEC需要の拡大が見込まれている。
国道17号、環状8号線、国道122号といった主要幹線道路に近く、各集配ルートに迅速にアクセスできる立地が特長だ。
都営三田線「西台駅」、JR埼京線「浮間舟渡駅」から徒歩圏内のため、通勤の利便性や雇用確保の優位性も備えている。
今回の建て替えは、築50年超の老朽化した施設を、「Marq」のノウハウを投入し再開発するもの。
1階と2階の各フロアにトラックバースを配置し、2階へ直接アクセスできるスロープ、庫内にはベルトコンベアを完備することで、仕分けから積み込みまで最短動線で結ぶ。
佐川急便の営業所としては初めて、ドライバーが荷物の積み降ろしを行う作業ゾーン(庫内)に全館空調を導入予定で、従業員の快適な就労環境を整備する。
3階に休憩室や事務所スペースを整備するほか、将来的な配送車両の電動化を見据え、充電スポットも設置する。
建て替えを機にBCP面も強化する。浸水を考慮し、非常時には営業所の全車両を2階へ退避・仮置きできる駐車計画を採用。電気設備を上層階に設置するなど、被害を最小限にとどめる設備計画とした。
LED照明を採用するなど環境とサステナビリティにも取り組み、CASBEE A認証、ZEB Ready認証を取得する予定という。
なお、「Marq(正式名称:Marq Logistics)」とは、アレス・マネジメント・コーポレーション傘下の日本GLPによる新しいブランド名。
日本GLPが運営管理する既存の物流施設は、2026年9月から名称を「Marq」に変更する。それまでに2025年12月以降、開発、着工、竣工した物件は、先行して「Marq」を使用している。
■施設概要
施設名:Marq板橋
所在地:東京都板橋区舟渡4-12-28
敷地面積:約5700m2
延床面積:約7400m2
構造:地上3階建て、耐震構造
着工:2026年3月末
竣工:2027年(予定)
認証取得:CASBEE A 認証(予定)、ZEB Ready 認証(予定)
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