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センコン物流/那覇空港からロシアに農産物空輸

2014年06月23日/国際

センコン物流は6月16日、ロシア向けに空路を利用した国産農産物の輸出に乗り出し、那覇空港から沖縄産を中心とした農産物(150㎏)をウラジオストクに空輸した。

2011年以降、鳥取県の境港を拠点にミカンなどの青果をロシアに輸出してきたが、空路を利用しての本格輸出は初めて。

16日に那覇空港から出荷し、韓国の仁川空港を経由して、18日にウラジオストクに到着した。

輸出品目は全部で15品目、沖縄産が中心で、パパイア、トマト、きゅうり、ピーマンなど7~8種類。その他に長崎産のショウガや佐賀産のタマネギなども含まれる。

ロシアの業務提携先である物流会社VLロジスティクス社の販路を活用し、ウラジオストクのスーパーマーケット数店舗で販売する。

空輸のため輸送費が高額となり、価格は最大で日本の10倍程度になる見込みだが、海上輸送に比べ短時間で輸送できるため、鮮度を保ちやすい利点がある。

ロシアでは中所得層以上が拡大しており、安全性の高い日本産の農産物への人気が上昇している。またロシアは寒冷地であるため、気候の暖かな沖縄に対するイメージも良く、一定の需要があると見込んでいる。

現地での売れ行きが良ければ、当面は沖縄産の輸出を拡大し、いずれは仙台空港を活用して、宮城を含めた東北産の野菜などの輸出も行う計画だ。

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