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日立ソリューションズ東日本/ビッグデータ対応で在庫可視化

2014年09月12日/生産

日立ソリューションズ東日本は9月12日、製造業向け在庫可視化ソリューション「SynCAS PSI Visualizer」の大規模SKUの処理を可能とするビッグデータ対応「PSI Visualizer Enterprise Edition」の提供を2015年2月から開始すると発表した。

<システム連携イメージ>
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「PSI Visualizer Enterprise Edition」は、高速データベースアプライアンス製品の特長である超高速な並列データベースエンジンの処理能力を最大限に活用するよう、バッチ・画面描画アルゴリズムを最適化することで、計算処理に要する時間を大幅に短縮し、さらに、処理が可能なSKUの数を現在の数万オーダーから数十万~数百万オーダーに拡張することを目指している。

これまでに行った研究開発では、約9万件のSKUを用いた計算処理で、現在の15倍以上の性能向上を実現した。従来、事前のバッチ処理で多くの
時間を要していた処理を大幅に短縮できるため、よりタイムリーに在庫推移を確認できるようになる。また、大容量のストレージとDBの高い圧縮率により、数百万オーダーのSKUも容易に格納することが可能となる。

対応する高速アプライアンスの第一弾として、IBMのデータ・ウェアハウス(DWH)アプライアンス製品「IBM PureData System for Analytics」(Netezza)対応版の提供を開始する。

今後は、Oracle Databaseなどさまざまなデータベース製品への対応も進め、グローバルに展開する企業に有用な機能の拡張を行っていく。

「平均在庫実績」「平均在庫計画」「販売実績」「販売計画」などの従来からある標準的な評価指標に加え、「先月平均在庫」「今月平均在庫」「欠品日数」「在庫消化日数」「安全在庫」など、さらに詳細な評価指標の研究開発を進めており、より在庫調整業務の実務に沿った指標の提供を予定している。

「PSI Visualizer Enterprise Edition」の販売計画では、今後3年間で5億円を見込んでいる。

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