国土交通省と厚生労働省は5月28日、「トラックドライバーの人材確保・育成に関する国土交通省・厚生労働省連絡会議」を開催し、トラックドライバーの人材確保・育成に向けた対応策を取りまとめ、公表した。
主なポイントは、「魅力ある職場づくり」・「人材確保・人材育成」の2つの視点でまとめている。
「魅力ある職場づくり」では、トラックドライバーの処遇を改善し、安心して働けるための環境整備が必要としている。
具体的には、取引環境・長時間労働・賃金などの労働条件の改善、雇用管理の知識習得・実践の推進、雇用管理に資する助成制度の活用促進、現場の安全管理の徹底を挙げている。
「人材確保・育成」では、トラック運送業界への入職を促すため、トラック運送業の魅力の向上や人材育成などに向けたきめ細かな直接的な取組を実施するとしている。
トラック運送業への入職促進、女性の活躍促進、関係団体などとの連携による人材育成・定着支援の推進、事業主などによる人材育成の推進を挙げている。
また、併せて「運送事業者の皆様へ 人材の確保・育成・定着への取組を応援します!!」のパンフレットを作成。トラックドライバーの確保・定着に向けて活用が見込まれる助成金を案内している。
■トラックドライバーの人材確保・育成について
http://www.mlit.go.jp/common/001090803.pdf
■パンフレット
http://www.mlit.go.jp/common/001090804.pdf