いすゞ自動車は12月10日、国土交通省にギガのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(ピストン)。
大型トラック用エンジンで、オイルサーモバルブの開弁温度設定が不適切なため、ピストンの温度が高くなり、ピストンに過大な負荷がかかり、亀裂が生じるものがある。
そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、ピストンに穴が開き、エンジン出力の低下及び白煙を排出し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
全車両、車両走行データを確認し、負荷とその頻度の高い車両はピストンを点検し、亀裂のあるものはエンジンを良品に交換する。また、ブローバイガス流量を点検し、流量が多いものはエンジンを良品に交換する。
2005年排出ガス規制対応車両は、サーモスタット、オイルサーモバルブを対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計1万7686台。不具合の件数は202件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001112873.pdf