ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は12月9日、ツバル国フナフチ港で、日本政府の無償資金協力(ODA)により、ツバルより受注した1337総トンの国際航海貨客船「NIVAGA III」(ニバンガ スリー)を引渡した。
横浜事業所鶴見工場で建造し、11月に現地へ出港していたもので、船名は現地の言葉で海神に由来しており、被代替船の船名「NIVAGA II」を引き継いだもの。
就航後はツバル国が保有する唯一の国際航海貨客船としてツバル、フィジー間の輸送とツバル国内の輸送に従事する。
就航により、老朽化と収容能力の限界にあった代替船での航海と比較し、安全かつ十分な収容能力をもった輸送手段をツバル国民へ提供することが期待されている。
■主要目
全長:60.50m
幅:12.60m
深さ(上甲板まで):6.00m
総トン数:1337トン
載貨重量トン数:578トン
最大搭載人数:320人(国際)/429人(国内)
主機関:YANMAR 6EY17W 2基
航海速力:11.7 ノット
船級:日本海事協会 NK NS (PS/GC, EQ C DG) MNS
船籍:ツバル
JMU/WAN HAI LINES向け中型コンテナ船の引渡完了