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ラッカスワイヤレスジャパン/2016年Wi-Fi最新トレンドを発表

2016年01月22日/調査・統計

ラッカスワイヤレスジャパン(ラッカス)は1月21日、2016年に変化が予想される無線エクスペリエンスに関するトレンド予測を発表した。

技術進歩、規制緩和、ビジネスの進化などにより、無線業界での従来の区別の多くが「あいまい」になる。ライセンスとアンライセンス、サービスプロバイダーと企業、公共とプライベートなど分野で区別が不明確になる。これらに影響を与える技術の進歩にはとりわけ、アンライセンス周波数帯を利用するLTE、802.11ax、Wi-Fi Calling、エンタープライズIMS、WebRTC、CBRS、プライベートLTE、Hotspot 2.0などがある。

新しいビジネスモデルによりWi-Fiサービスの収益化が可能になる。これまで、フリーWi-Fiの収益化はWLAN利用に対する課金を意味していた。ラッカスでは今後、Wi-Fiと位置情報分析を利用して無線ネットワークを収益化する組織が増えると予測している。企業はこれらのデータを利用して、顧客行動やWi-Fi利用状況に関する情報を収集し、事業戦略を推進していくとしている。

Webスケールコンテンツ企業(ソーシャルメディア、検索エンジン、ホスティングサービスなど)は、発展途上国市場で非常に大規模な公共アクセスWi-Fiプロジェクトを開始する。また、大手MSO(複数のCATV事業区域を統括運営する事業者)およびMNO(移動体通信事業者)同士のM&Aも予想される。

2016年、無線業界を変容する技術イノベーションが継続するとみている。こうしたイノベーションはWi-Fiネットワークの管理およびアクセスのさまざまな側面と密接に関係している。最終的には、エンドユーザーの接続性とオンラインエクスペリエンスの向上、さらにはビジネスプロセスの最適化や企業の収益化モデルの最適化に寄与する。

なお、米国ラッカスワイヤレス社は、カリフォルニア州のサニーベールに本社を置く、急速に拡大するモバイルインターネットのインフラ向けに先進的なワイヤレスプラットフォームを提供する世界的企業。屋内外用の広範な「Smart Wi-Fi」製品を、キャリアやブロードバンド事業者、そしてエンタープライズ企業に提供しており、その数は世界で6万1000社にのぼる。

ラッカスは、スマートフォンやタブレットの急激な普及によりもたらされるデータ量の増大を解決するため、Wi-Fiのキャパシティとカバレッジ(対象範囲)の拡張に取り組んでいる。ラッカスは、最先端のVoIP、アダプティブアンテナアレイやデータ転送レートの向上、そしてデータ干渉の解消などのデータ技術革新により、信頼性が高く安定したコンテンツとサービスを802.11 Wi-Fiで実現するとしている。

■ラッカス
http://jp.ruckuswireless.com/

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