国土交通省は2月25日、釧路港を特定貨物輸入拠点港湾(穀物)に2月24日指定したと発表した。
穀物では釧路港が全国で初の指定となる。
指定により、国際バルク戦略港湾である釧路港において、荷役効率を上げる機械の固定資産税等の税制優遇などの支援を行うことが可能となるとともに、併せて、大型船に対応した施設整備を進めることにより、穀物の輸入拠点の機能を高めていくとしている。
石井国土交通大臣からは、「国際バルク戦略港湾である釧路港においては、これまで、大水深の国際物流ターミナルの整備などを進めてきた。今般、民間事業者により穀物を取扱う埠頭が運営されることになり、必要な要件が整ったことから、特定貨物輸入拠点港湾として指定した。輸入拠点として、ますます機能強化されていくことを期待している」との発言があった。
蝦名釧路市長からは、「この度の指定は、北海道の酪農業にとっても重要なものであり、国際バルク戦略港湾である釧路港としての役割をしっかり果たすことができるよう取り組んでいく」と話した。