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日本郵船/広島県福山市沖の送水管破損、錨が原因

2016年05月06日/SCM・経営

日本郵船は5月6日、3月20日に起きた広島県福山市から同市走島への海底送水管破損で、同社事故調査委員会の調査の結果、同社の運航船「SHIN HEIRYU(新平隆)」の錨によって送水管を破損させたと発表した。

調査報告書を福山市、福山海上保安署に提出した。

「SHIN HEIRYU」はブラジルのPonta da Madeira(ポンタ・デ・マデイラ)港で鉄鉱石を積載し、積荷(17万3970トン)を揚げるため福山港へ向かって航行、20日午後4時55分ごろ当該送水管の上方を通過し、投錨準備作業を行っていた。

福山海上保安署による捜査は継続中で、日本郵船は引き続き捜査に全面的に協力するとともに、具体的な再発防止策を新たに策定し、さらなる安全運航に努めていくとしている。

■「SHIN HEIRYU」の概要
船名:SHIN HEIRYU(新平隆)
総トン数:10万2207トン
全長:290m
船籍:日本
建造年:2003年
船長:フィリピン人
乗組員:船長含め22名
積荷:鉄鉱石
船主名:日本郵船

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