国土交通省は6月27日、IoTを活用した海運の安全性向上に資する技術研究開発について、7件の先進安全船舶技術研究開発補助事業を決定し公表した。
4月8日から5月6日までの期間、先進安全船舶技術研究開発補助事業について募集を行い、海運会社や造船所、舶用メーカー等、幅広い事業者から14件の応募があったもので、外部有識者からなる評価委員会において、評価を行い、7件を先進安全船舶技術研究開発事業として決定した。
■採択案件の概要
動揺・操船シミュレータによる運航支援
船舶の衝突リスク判断と自律操船
海上気象観測の自動観測・自動送信システム
船体特性モデル自動補正機能による解析精度高度化
船陸間通信を利用した LNG 安全運搬支援
船体モニタリングによる安全設計
大型コンテナ船における船体構造ヘルスモニタリング
舶用機器・システムの予防保全
ビッグデータを活用した船舶機関プラント事故防止
貨物船・ばら積み貨物船向け甲板機械の IoT化