日本通運とカブクは1月27日、3Dプリンタを活用したデジタル製造受託サービスの物流分野での業務提携基本合意書を締結した。
日通はカブクが提供する3Dプリンタ等のデジタル製造技術を活用したオンデマンド製造サービス「MMS Connect」と「MMS(Rinkak Manufacturing Management Service)」で、製造物と関連物品の輸送、製造物の保管などの物流サービスを提供する。
カブクは日通に対して3Dプリンタ等のデジタル製造技術を活用したマスカスタマイゼーション(個人大量生産)実現に必要な高度なノウハウを提供することで、高度化する顧客の製造ニーズにサプライチェーンの観点から応える。
製造業では、多様化するユーザーニーズや、複雑化するサプライチェーンに対応するため、ものづくりのデジタル化、工場のIoT化、ネットワーク化、人口知能の適用などを通じた製造・生産業務の効率化・効果最大化が喫緊の課題となっている。
このようなものづくりのデジタル化に伴うグローバルな生産ネットワークの変化にいち早く対応するため、3Dプリンタ等を保有するデジタル製造工場のグローバルなネットワークを保有し、デジタル製造に精通しているカブクと、世界42か国662拠点に広がる物流ネットワークを展開する日通が連携し、共同でグローバルにデジタル製造サービスを行う体制の構築を進めていく。