ゼポ・データマイン(本社:米国マイアミ)は2月27日、2月7日付け米国商務省発表2016年貿易統計を基にアジア発米国向けコンテナ輸送実績を分析を発表した。
<アジア発米国向コンテナ・FOB価額 (US$)2013~2016(2位~6位) ※米国商務省/Datamyne>
米国向けアジア発コンテナの2016年の注目点として、ベトナムが価額ベースでも韓国を越えたことが分かった。
<米国向けアジア発コンテナFOB価額 2013~2016 (US$)ベトナムvs韓国>
ベトナムはコンテナ数量(TEU)ベースでは、既に2015年に韓国を越えてアジア発2位(1位 中国)となったが、2016年はコンテナ貨物価額が291億ドルと、韓国の266億ドルを約11%上回り4位から3位(1位 中国、2位 日本)となった。
ベトナムのコンテナ貨物価額の伸びの背景として、中国、韓国,インド、台湾などに比べて貨物重量単価(US$/kg)の差と品目構成が注目される。
アジア発のコンテナに積まれる貨物の重量単価は中国、韓国、インド、台湾がそれぞれ$5.0、$5.1、$4.0、$5.2と日本($10.8)の半分だが、ベトナム発だけは$6.2と高く、この傾向は2013年以降続いているという。