NTNは3月17日、高雄工業、高周波熱錬とともに、米国でのドライブシャフト用部品の生産能力の増強を目的として、3社の合弁会社であるNTK Precision Axle Corporation(NTK)の第2工場をインディアナ州アンダーソン市に新設すると発表した。
米国の堅調な自動車需要を背景に、これまでドライブシャフト用部品であるシャフトの旋削、熱処理加工を担ってきたNTKの能力増強を目的に、第2工場新設を決定したもの。
新工場は、2015年に設立したドライブシャフトの完成品工場であるNTN DRIVESHAFT ANDERSON(NDA)の西側土地に建設し、シャフトの旋削、熱処理加工を行う。
新工場の設立により、これまで米国でのフル生産に加えて、国外と外部より調達していたシャフトの生産集約を図ることで、コスト競争力を強化するとともに供給体制の安定化による「顧客満足度世界No.1の“NTNのドライブシャフト”」に向けた変革を加速していく。
■NTK第2工場(新設)の概要
所在地:米国インディアナ州アンダーソン市
事業内容:ドライブシャフト用部品(シャフト)の旋削および熱処理加工
敷地面積:約16万2000m2
延床面積:約3万2000m2
従業員数:約200名(2021年度、予定)