東芝機械は4月5日、新型垂直多関節ロボットTVMシリーズ3機種を開発し、販売を開始したと発表した。
シリーズは、主に自動車部品業界の搬送や組立て工程での使用を想定しており、豊富なシステム構築支援ツールとの組合せで部品組立て、搬送作業で高い生産性を発揮する。
アーム長と可搬質量の拡大を実現しながらも、シリーズでの部品共有化と軽量化設計により、高いコストパフォーマンスを実現した。また、主要部品に日本メーカ製を採用し、信頼性を確保した。
ロボット画像認識パッケージTSVision3D(オプション)との組合せで、短期間で、ばら積ピッキング自動化システムの構築が可能。TSVision3Dには、CADデータ不要の簡単モデル登録、簡単キャリブレーション、箱との衝突防止機能等の数々の便利機能が搭載されており、システム構築を強力にサポートする。
また、ロボットプログラム作成支援ツールTSAssist(オプション)で自動化設備の計画から構築・改善まで全段階の作業を強力にアシストする。
TSAssistの高性能3Dシミュレーション機能には、干渉チェック、軌跡表示、正確なシミュレーション等の便利機能が搭載されている。