商船三井は4月6日、米国海洋大気庁(NOAA)のチャネル諸島国立海洋保護区より、2016年船舶減速(VSR)奨励プログラムへの参加を讃えて賞を授与されたと発表した。
VSRプログラムは、NOAAのチャネル諸島国立海洋保護区、サンタバーバラ郡大気汚染規制区域、ベンチュラ郡大気汚染規制区域、国立海洋保護区財団およびボルジ財団が2016年に立ち上げた自主規制プログラム。
コンテナ船の航行を12ノット以下に減速することで、サンタバーバラ海峡の大気汚染を削減し、絶滅の危機に瀕しているクジラの保護を強化する。
NOAAによると、商船三井をはじめとする海運会社10社が2016年のプログラムに参加し、27トン以上の窒素酸化物(NOx)、スモッグの原因になる大気汚染物質、1000トン以上の温室効果ガスを削減した。
商船三井が受賞したのは初めてで、運航する船舶がアジア-北米西岸航路(SE2)のサンタバーバラ海峡通過時にスピードを12ノット以下で維持する取り組みが評価されたもの。
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