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ヤマト運輸/自動運転による注文配送、藤沢市で実験開始

2017年04月16日/IT・機器

ディー・エヌ・エー(以下:DeNA)とヤマト運輸は4月17日、神奈川県藤沢市の鵠沼海岸、辻堂東海岸、本鵠沼で、自動運転社会を見据えた「ロボネコヤマト」プロジェクトの実用実験を開始する。

<ロボネコヤマトの専用EV車両の荷台に保管ボックス>
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<配送>
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<受け取り時の画面>
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<車両から直接受け取る>
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<10分単位でお届け指定>
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<スマホで車両位置の確認>
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車内に保管ボックスを設置した専用EV車両を使用し、お届けの時間帯を10分刻みで指定でき、お客が荷物を望む時間帯に望む場所で受取ることができるオンデマンド配送サービス「ロボネコデリバリー」を実施する。

最寄駅や会社など、対象エリア内であれば、自宅以外の場所でも受取りが可能で、冷凍・冷蔵品にも対応しており、荷物の到着予定時刻の3分前には、スマートフォン等に自動音声で到着を知らせる。

指定場所に到着した荷物は、お客自身で保管ボックスを開けて取出す。

配送対応時間は、毎日8時~21時まで、利用料金は無料。

利用は、スマートフォン・タブレット・PCから「クロネコメンバーズ」会員登録後、荷物の受取り日時・場所を指定する。

さらに、地元商店の商品をネット上で一括購入し、運んでもらうことができる買物代行サービス「ロボネコストア」のサービスも、対象エリアで居住する方に体験してもらう。

ネット上の仮想モールから、対象店舗の商品を一括購入できるサービスで、複数の地元商店の異なる商品を、自宅や外出先にいながらまとめて注文・受取りすることが可能。

対象店舗は、本鵠沼商店街、鵠沼海岸商店街、プチモールひがし海岸などの商店街を中心に、約20店舗を予定し、利用料金は注文総額が3,000円未満の場合324円(税込)、3,000円以上の場合は無料。

利用は、スマートフォン・タブレット・PCから、無料会員登録後、仮想モールからクレジットカード決済で商品を購入できる。

自動運転を想定した実験だが、原則としてドライバーによる有人運転を行う。

ドライバーは荷物の発送・受取りに関与せず、お客自身が荷物を車両から取出す。

体験をする中で、サービス受容性の検証や、サービス利用時の細かな要望収集を行う。

期間は2018年3月31日までだが、2018年を目処に、一部の配送区間で自動運転の導入を予定している。

<スマホの画面>
20170416yamato - ヤマト運輸/自動運転による注文配送、藤沢市で実験開始

■ロボネコヤマトプロジェクト
https://www.roboneko-yamato.com

■実用実験 対象エリア
神奈川県藤沢市の一部地域:
・鵠沼海岸1丁目~7丁目
・辻堂東海岸1丁目~4丁目
・本鵠沼1丁目~5丁目
(人口約30,000人、12,000世帯)

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