日本郵船は6月17日、静岡県下田沖およそ20kmで同社が用船・運航するコンテナ船「ACX CRYSTAL」(エーシーエックス クリスタル)とアメリカ海軍イージス艦「FITZGERALD」(フィッツジェラルド)が衝突したと第一報を発表した。
「ACX CRYSTAL」の人命に異常はなく、油濁も発生していないが、海上保安庁によると「FITZGERALD」の乗組員に行方不明者が数名いるとの情報があるとしている。
その後6月17日の第2報では、コンテナ船「ACX CRYSTAL」(エーシーエックス クリスタル)は同日午後5時、東京港大井6号岸壁に着桟。この船の今後のスケジュールは未定としている。
また、6月18日の第3報では、アメリカ海軍の発表により「ACX CRYSTAL」と衝突したアメリカ海軍イージス艦「FITZGERALD」(フィッツジェラルド)の艦内で行方不明であった乗組員が本日、遺体となって発見された。
日本郵船は亡くなった乗組員のご冥福を心からお祈り申し上げますとし、引き続き、船主と連携し海上保安庁による調査に全面的に協力していくとしている。
なお、この船は、東京港・大井ターミナルで6月18日8時30分(日本時間)から荷役を開始しており、同日18時00分頃の終了を予定している。6月19日早朝に、横浜港・南本牧ターミナルに入港し、同日8時00分(日本時間)から荷役を開始する予定。
■「ACX CRYSTAL」の概要は以下の通りです。
船名:ACX CRYSTAL
総トン数:2万9093トン
全長:222.60m
船籍:フィリピン
建造年:2008年
船長:Ronald Advincula(ロナルド・アドビンクラ)
乗組員:20名(フィリピン人)
積荷:一般貨物
運航会社:日本郵船
船主名:大日インベスト
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